今までのWindowsアプリはUWPに取って代わる

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Windows10になって大きく進化したのは、CPUの種類に依存せずユニバーサルに動作するWindowsアプリケーションの新時代に入ったことだ。Windows, Windows Phone, Xboxで共通して利用することができるユニバーサル・ウインドウズ・プラットフォーム(UWP)アプリケーションは、ARM系・インテル系のCPUに関わらず動作させることができる新時代のWindowsアプリケーションである。

CWA_UWP

また、これらUWPアプリケーションは、Windowsの「ストア」経由で配信されるため、AppleによるiTunesストア同様にベンダー(Windowsの場合は、マイクロソフト)によるソフトウェア内容の審査が入る。審査内容は、ウイルスなどが混入していないか、安定しているか、セキュリティ上の問題はないかなど様々な視点から審査されるものと思われる。このため、ストア経由でのアプリケーションを利用者は安心して利用することができるようになるだろう。

従来は、パッケージの形で店頭で流通したり、オンラインダウンロードサイト経由で入手したものだが、特にオンラインダウンロードサイトからダウンロードしたアプリケーションには、広告を不必要に表示するアドウェアが著名なダウンロードサイトからダウンロードしても含まれていたり、SourceForgeのようなオープンソースには中国製と思われるウイルスやアドウェアが膨大に組み込まれ、一般人が利用するのはもはや困難になりつつあった。このような状況にWindowsのストアから利用者が安心してソフトウェアを入手することができるようになることは歓迎すべきだろう。

1日に100万件の新種ウイルスが生まれ、ヒューリスティックを用いた新たな防御メカニズムでも、パッケージソフトとして市販してしまっていることから「敵に盾を売り、新たな剣を作るために試験をさせているようなもの」となっている状況から、解決策にはなっていない。仮に従来のWindowsアプリケーション(Classic Windows Application)が動作しなくても、多くのパッケージソフトや著名なフリーソフトウェア系のツールがUWPに対応してくれば、多くの人は満足がいくことだろう。(私としては秀丸エディターのUWP対応がとても気になるが、その頃には使いやすい新たなエディターが登場してくるかもしれないことに期待したい。)

究極のセキリティ対策は、野良アプリケーションが起動できない環境を構築することだ。インテル系Windowsパソコン上で、CWAを「無効化」するオプションをWindows10が実装してくる日もそう遠くないだろう。これにより脆弱性リスクがかなり低くなり、Windowsはセキュアな環境を手に入れやすくなる。

またWindowsは長年、Intel系とAMDによるCPUの選択肢しかなかったが、CPUの種類を多くのハードウェアベンダーがハードウェアの開発コンセプトに基づいて自由に設計できるようになる。これは、Windowsの大きな発展だ。超長時間もつスマートフォン、コア数を大きく増加させたARM系のCPUをクラスター構成としたデスクトップパソコンなど多岐にわたるバリエーションが今後開発されることだろう。個人的には、sgi社が膨大な数のコアを用意したARM系Windowsスパコンを開発することに期待したい。きっとやってくれることだろう。

Windows 95が出荷されて20年目の今年、最後のWindowsと言われるWindows 10が次の20年をどのように変えていくのか楽しみだ。

 

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